2003年3月27日(木)「しんぶん赤旗」
東京都知事選挙にむけて二十六日発表された若林義春候補に期待する女性アピールは次の通りです。
石原都知事は、三月の都議会で「アメリカのイラク攻撃を容認する」「私はあの憲法を認めません」と質問にこたえて言い放ちました。これは、戦争に反対し、平和解決を求める女性の願いを踏みつけにするばかりか、「憲法を尊重し擁護する義務を負う」知事として許すことのできない発言だと思います。
知事は、就任以来、障害者、外国人、女性を差別し、蔑視する発言をくり返してきました。そして、東京の施策にこのゆがんだ思想をもちこみ、障害者の医療費助成を削減し、都女性財団や男女平等推進基金を廃止しました。なんとしても知事を変えたいの思いはひろく女性の声となっていると思います。
この石原知事に正面から対決し、私たちののぞむいのち、くらし、憲法を大切にする東京をつくろうと知事選に出馬を決断されたのが、若林義春さん(日本共産党東京都委員長)です。三月十日には、公約「憲法、平和、くらしと福祉をまもる都政に変えます」を発表されました。公約では、だれもが安心できる医療・介護へ、都の責任をはたすこと、子育て安心の東京をつくること、男女平等施策の推進などが、具体的にかかげられています。これらは、党派の違いをこえて、東京のすべての女性の共通の願いではないでしょうか。
私たちは、この公約に期待し、都政をきりかえ、子どももお年寄りも、女性も男性もともに生きいき、住み続け、働き続けられる東京をつくっていきたいと思います。
みなさん、力を合わせて、この東京を変えていきましょう。