2003年3月27日(木)「しんぶん赤旗」
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「アメリカはイラク攻撃を直ちに中止せよ」「政府は戦争支持をやめよ」。二十六日夜、東京・港区の芝公園に二千五百人が集い、シュプレヒコールを響かせました。集会後、国会に向けたデモ行進には、勤務を終えた会社員が沿道から飛び入り参加する姿も見られました。
全労連などでつくる実行委員会が開いた、イラク攻撃の即時中止を求める「3・26緊急集会&デモ」。「NO WAR」(戦争反対)と書いた風船に電球を入れて光らせたり、ピースパンやキャンドル、ゼッケンなど手づくり反戦グッズを手にした参加者たちが目立ちました。
「いちばんの犠牲者は子どもたちです。いたたまれない。早く戦争をやめてもらいたい」=東京・池袋小劇場の俳優、吉田あつこさん(40)=、「ブッシュ政権は国連を無視した。怒りでいっぱいだ」=さいたま市・末吉俊一さん(38)=と思いを語ります。
集会では、各団体の代表が発言。「銃口の先には子、母、家族がいる。罪のない人を殺すな」「政府は平和への思いが詰まった憲法九条を生かして行動すべきだ」などと訴え、盛んな拍手をあびました。
日本共産党の畑野君枝参院議員があいさつ。安保破棄中央実行委員会の西川征矢事務局長が「職場、地域から抗議の大波を」とよびかけました。