日本共産党

2003年3月28日(金)「しんぶん赤旗」

米軍、劣化ウラン弾使用


 米中央軍司令部が公表したところによると、同軍のブルックス副作戦部長は二十六日、カタールのアッサイリヤ司令部基地での会見で、対イラク軍事攻撃で、劣化ウラン弾を使用していることを事実上認める発言をおこないました。ブルックス副部長は、「劣化ウラン弾をどのくらい使用しているのか」との記者の質問に、「劣化ウランを使用している弾薬はきわめて少数」、だが安全などと答えました。

 劣化ウラン弾は厚い鋼板を撃ち抜いたり、地中深く撃ち込む貫通力を強めるために弾頭に劣化ウランを装てんした砲弾で、弾頭部分が飛散してがんや白血病の原因となるとみられています。湾岸戦争で使用し、その結果、イラク住民や米兵の間に後遺症とみられる症状が出ていることが明らかにされています。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp