2003年3月29日(土)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十八日、国会内で二〇〇三年度予算成立にあたって記者団に感想を求められ、「社会保障分野での給付削減と負担増、庶民増税など、暮らしと景気がこれだけ大変ななか、それに追い打ちをかける予算だ。不況をいっそう深刻化させ、日本経済を立ちゆかなくさせるという点で、きわめて重大な内容をもった予算だ」とのべました。
市田氏は、予算審議を通じてイラク問題が焦点になったと指摘し、「日本政府は、国連憲章上許されない米国の先制攻撃をまともな正当性も根拠も示すことなく賛成した。引き続きあいまいにできない問題として追及していく」とのべました。
また、「政治とカネ」の問題をめぐっては、大島理森農水相の疑惑解明と、公共事業受注企業からの献金禁止が重要な課題だと強調。「予算は成立したが、くらしと経済、イラク、『政治とカネ』の問題で引き続き追及していきたい」とのべました。