2003年4月1日(火)「しんぶん赤旗」
【パリ30日浅田信幸】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は三十日付仏紙ジュルナル・デュ・ディマンシュのインタビューで、米英が一方的に中断したイラクの大量破壊兵器査察について「あと数カ月間欲しかった」と「失望」を表明しました。
ブリクス氏は、「査察を通じてイラクを武装解除できなかったことに失望している。あと数カ月欲しかった。査察がうまくいくチャンスはあった」と述べました。
また「信頼に足りる公正な査察団を確立できるということも立証できたと思う。われわれはどこかの国に雇われた集団ではなかった」とも語りました。