2003年4月2日(水)「しんぶん赤旗」
全国労働組合総連合は一日、健保本人三割負担の実施に抗議し撤回を求める坂内三夫事務局長の談話を出しました。
談話は、「第二次世界大戦の末期に東条内閣が実施した『本人二割相当の負担』を超える、健康保険始まって以来最悪の引き上げであり、健保制度史上に汚点を残すものである」と批判しています。
いっせい地方選挙で自公保与党の悪政に審判を下すとともに、「春闘後半戦を健保三割負担実施の撤回、真に国民のいのちと健康を守る政策実現のため、イラク侵略反対、有事法制反対、労働法制改悪反対などの課題と結びつけて、全力でたたかう」と決意をのべています。
日本医療労働組合連合会は一日、医療・社会保障の改悪実施に抗議する田中千恵子委員長のアピールを出しました。野党が共同して提出する二割負担に戻す法案の成立に全力をあげ、政府が推進する医療改悪を許さないたたかいを引き続き強めようと提起しています。
また、イラク攻撃即時中止を求めるとともに、いっせい地方選挙は「悪政をストップさせる絶好のチャンス」だとして、「政治を変え、『戦争反対』『いのちをまもれ』の大きな流れをつくろう」とよびかけています。