2003年4月3日(木)「しんぶん赤旗」
【パリ1日浅田信幸】フランスとイタリアの反戦団体は1日、4月12日を国際反戦デーとしてイラク戦争に反対する大規模な抗議集会・デモを行うとのアピールを相次いで発表しました。すでに米英両国の反戦団体が同日に大動員をかけています。
フランスの「イラク戦争ノン」調整委員会は、「爆撃と戦闘が毎日、新たな犠牲者と新たな破壊を生み」、「イラク国民は危機にある」とし、「戦争即時中止」を求める請願署名に取り組むことを呼びかけました。
また同委員会は、約100にのぼる結集団体にたいし、ろうそくデモ、人間の鎖、シットイン討論会など多様な形態の活動を広げるよう訴え、「いつでも、どこでも戦争にノンを」表明するため、あらたに旗やバッジ、ワッペンの普及にも取り組むことを明らかにしました。
イタリアの「戦争を止めよう」委員会も、「即時停戦、虐殺と人間的悲劇の停止」をスローガンにして12日の行動に取り組むことを呼びかけ、「日ごとに悲劇的、破壊的な様相を強める戦争、およびイタリア政府のこの戦争への関与を前にして、市民および政治的、社会的反対派にデモへの参加を呼びかける」と訴えました。