2003年4月3日(木)「しんぶん赤旗」
小泉内閣が有事法制の今国会成立をねらうなか、二日の衆院議員面会所に、「イラク攻撃、有事法制反対」「健保負担を元に戻せ」などと求めて百七十人が集まり、国会要請を行いました。
自由法曹団の島田修一幹事長が主催者あいさつ。「世界がイラク戦争に反対しているとき、政府はアメリカの無法な戦争に協力する有事法制を成立させようとしている。イラク戦争に反対する大きな波を、有事法制反対の運動につなげよう」と訴えました。
「建設職人はイラク戦争に反対だ。ましてや、こうした戦争に徴用される有事法制は許さない」(東京土建)、「震災のときなど、市民の生活と命を守るためには懸命に働くが、有事法制によって米軍を守るために働くことはしない」(神戸市職労)、「国民の反対を押しきって、健保本人三割負担実施が強行された。与党は逃げ切ったつもりだろうが、命がけで積み上げてきた運動を今後も続けていく」(中央社保協)などの発言が相次ぎました。
神奈川県の山本美奈子さん(29)は、「知人に米軍基地で働く人がいる。有事法制では、戦争に加担する側になる。人ごとではない」と語ります。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が国会報告をしました。