2003年4月4日(金)「しんぶん赤旗」
ローマからの報道によると、イタリア全土で二日、米英両国による対イラク攻撃に抗議する八時間のゼネラル・ストライキが行われ、主催者発表で百万人以上が参加しました。コバス(基礎委員会)を中心とする独立系労働組合が共同で実施しました。
ストに並行して全国の主要都市では、約三十万人の労働者、市民、学生がデモ行進しました。ミラノのデモには約一万五千人が参加し、幅約二十メートルにわたる虹色の平和の旗や赤い組合旗を掲げ、「戦争を歴史からなくそう」「イタリアはイラク戦争にかかわるな」などのスローガンを繰り返しました。米領事館近くでは爆弾に似せた赤色の爆竹を破裂させて罪のない市民を標的にした爆撃を即時中止するよう求めました。