日本共産党

2003年4月5日(土)「しんぶん赤旗」

4病院空爆の米英非難

WHO


 【アンマン3日岡崎衆史】世界保健機関(WHO)のヒャイブ報道官は三日、アンマンでの記者会見で、二日にバグダッド郊外の病院施設が米英軍に空爆されたことを非難し、医療従事者や病院施設の中立を尊重するよう求めました。

 ヒャイブ報道官は、イラク戦争開始以後、爆撃などで損傷した病院の数は、WHOが確認しただけで計四施設になると言明。「たった一つであっても病院を標的にすべきではない」と非難し、米英軍などに対して、「医療施設と職員の中立を完全に尊重するよう求める」と訴えました。

 同報道官によると、二日の爆撃の際、病院関係者は事前に避難していたため無事でしたが、病院の周辺住宅地の住民三人が死亡、二十七人が負傷しました。爆撃された病院施設には、産婦人科や外科、赤新月社の本部が含まれます。

 ヒャイブ報道官はまた、戦争で民間人の死傷者が増えていることに懸念を表明し、すべての当事者が国際人道法を尊重するよう求めました。


もどる
「戻る」ボタンが機能しない場合は、ブラウザの機能をご使用ください。

日本共産党ホームへ「しんぶん赤旗」へ


著作権 : 日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp