2003年4月5日(土)「しんぶん赤旗」
【ニューヨーク3日山崎伸治】国連のアナン事務総長は二日に行ったアルジャジーラ・テレビとのインタビューで、イラク戦争について、「すみやかな停戦の見込みがあるとは思えない」との見解を示すとともに、「これは国連が認めた戦争ではない。安全保障理事会は承認しなかった。私はこの戦争を正当化したことも支持したこともない」と改めて強調しました。
アナン氏はまた、「戦争が始まる前から数百万の人たちが通りに繰り出す場面をみたのは初めてだった」と戦争反対の国際世論の高まりを評価する一方、安保理は問題の平和的解決をめざしたが、「米英が外交の時間は終わったと宣言し、戦争を始めた」とのべました。