2003年4月5日(土)「しんぶん赤旗」
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沖縄県那覇市で十九年前から続いている「核戦争阻止・核兵器緊急廃絶めざす核トマホークくるな昼休みデモ」(主催・同実行委員会)が四日、千回をむかえました。
核ミサイル・トマホークがアメリカ軍の艦船に実戦配備されたことに対する抗議行動として、一九八四年二月十七日から毎週金曜日、県庁周辺を歩き継いできました。
イラク戦争の激化が伝えられるなかで開かれた今回の行進には、「アメリカは戦争するな」「平和を守ろう」などと書かれたプラカードやワッペンをつけた約二百人が参加しました。
デモに先立つ記念集会で上原和博実行委員長は、「私たちのあゆみは小さいかもしれないが、自信と確信に満ちあふれた一歩だ」と強調。日本共産党の伊佐真市県委員長代理は、「政府が戦争のどさくさに紛れてすすめている有事法制への野望を打ち砕き、県民の命どぅ宝の心を示そう」と訴えました。
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「イラクの市民を殺すな」「クラスター爆弾を使うな」−−。
四日、東京・渋谷区の労働者や看護師ら約二百人がイラク戦争の即時中止を求めて、昼休みのピースウオークをしました。渋谷区労働組合総連合の主催。
「PEACE」と刺しゅうした手づくりのポンチョを着込んだり、イラクの子どもの写真を掲げ、渋谷区内を「戦争やめろ」「劣化ウラン弾を使うな」と唱和して行進。マンションのベランダから「がんばれ」の声がかかったり、拍手で迎える人もいました。
代々木病院で研修している放射線技師の飯沼亮平さん(21)は、「戦争をやりたくない人たちが無法な戦争で傷ついてる。早くやめてほしい」といいます。
四月から看護師となった中村ますみさん(21)は、同僚の石塚茜さん(21)、小野瑞樹さん(21)と歩きました。「ブッシュはイラクの石油目当てで戦争をやっているよう。そのために市民が犠牲になることが一番許せない」と中村さん。石塚さんは「血が流れるのはいけないと看護師として、人間として思います」と話しました。