日本共産党

2003年4月6日(日)「しんぶん赤旗」

主権国家を侵すな

中東 反戦の波


写真
4日、「われわれの土地に米軍はいらない」の横断幕を掲げて行進する人たち(岡崎衆史撮影)

 【アンマン4日岡崎衆史】米英両国によるイラク攻撃が続くなか、隣国ヨルダンやサウジアラビア、レバノン、パレスチナで四日、イスラム教の金曜礼拝にあわせて反戦集会、デモが行われました。

 ヨルダンの首都アンマンでは、ヨルダン共産党など野党四党が共催した反戦デモに約三千人が参加しました。「イラク市民を殺すな」「米軍はイラクからでていけ」と叫び、ヨルダン政府が米軍駐留を認めていることを非難。都心を一時間にわたって練り歩きました。

 薬品店で働くルナさん(26)は「テレビでイラクの民間人が殺される姿を見て黙っていられず、参加しました」と語りました。女性弁護士(38)は、「米国による主権国家への攻撃は絶対に許せない」と語気を強めました。

 パレスチナ自治区ガザでは約三千人が米英に抗議して市内を行進。戦争反対の姿勢が弱いとして国連とアラブ連盟にも抗議しました。レバノンのイスラム教シーア派指導者は、同派の聖地であるナジャフとカルバラに米英軍が侵攻したことは全イスラム教徒に対する侮辱だと非難しました。


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