2003年4月7日(月)「しんぶん赤旗」
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「走ることで戦争反対の思いを表そう」と、「イラク攻撃に反対する平和マラソン大会」が6日、大阪市内で行われました。毎年7月上旬に行っている反核平和マラソンの実行委員会が開いたもの。急な呼び掛けにもかかわらず、約20人のランニング愛好者が集まりました。
「イラク戦争NO!」と書かれた黄色いゼッケンをつけたランナーは、大阪城公園から同市北区のアメリカ総領事館までの約6キロを走ってアピール。暖かい陽気に花見客がどっと繰り出した大阪城公園付近では、振り返ってゼッケンを見つめる人もあり、注目を集めました。
参加者には2時間かけて堺市から走って参加したランナーや、ホームページの呼び掛けを見て手作りのゼッケンで合流したウルトラランニングの愛好者も。クラブの仲間と走った萩原百合子さん(46=奈良県大和郡山市)は、「長引けばそれだけ多くの人が死にます。私のできることはみんなと走ることくらいですが、1日も早くイラク攻撃をやめてほしい」。
総領事館前ではハンドマイクを握って「心を合わせて戦争反対と訴えたい」「どんな理由でも戦争は人の道に外れたこと。黙っていてはだめ」とそれぞれの思いを伝えました。