日本共産党

2003年4月8日(火)「しんぶん赤旗」

「戦争与党」自公に審判下そう

イラク戦争 際立つ無法性・非人道性

反戦平和貫く党の躍進を


 各地で激戦、接戦がつづく、いっせい地方選挙前半戦の投票日(十三日)まであと六日となった七日、日本共産党は志位和夫委員長が北海道・札幌市で、市田忠義書記局長が広島県内二カ所で党候補の応援に立ったのをはじめ、幹部・国会議員が全国を奔走。イラク戦争が重大局面を迎え、無法性と非人道性が際立つ中で、「戦争与党」自公にきびしい審判をくだそうと、反戦平和をつらぬく日本共産党への支持をよびかけました。

都民の願いを若林さんに

 大激戦の東京都知事選挙(十三日投票)で、日本共産党の若林義春候補は七日、井上美代参院議員の応援を受け、東武伊勢崎線竹ノ塚駅東口(足立区)で千五百人を前に訴え、「戦争反対を世界に発信する私を知事に」と呼びかけました。

 若林氏は「イラク戦争への態度でも石原都政の福祉切り捨て問題でも、都民の願いにこたえる候補は私だけ。論戦でハッキリした」と力説しました。井上氏は「戦争で子どもの命が奪われ、国政が社会保障を切り下げている今、真正面から悪政と対決する若林さんを都知事に」と訴えました。

 登山の帰りに演説を聞いた元保育士の女性(61)=足立区=は、「若林さんが訴えたような政治をすれば、私たちも暮らしやすくなると分かりました」と話していました。

大阪・生野区で支持拡大に全力

 激戦の大阪市生野区。何としても、定数一減の市議選挙(定数五)で現職の下田敏人候補と新人の山岡あけみ候補の複数議席を勝ち取り、定数二の大阪府議選挙で新人の、しば山のぼる候補を必ずと日本共産党小路支部と同後援会は七日、対話・支持拡大に奮闘しました。

 生野区では、イラク攻撃を支持した公明党が「イラク戦争賛成なんか言ってない」と懸命に言い訳しはじめています。

 小路支部の中野ムツミさん(62)と石川信子さん(66)は、電話も使って対話。四月に入り、健保本人三割負担が強行され、イラク戦争で子どもや女性など民間人の犠牲が激増しています。電話の相手からは「イラク戦争を認めている小泉首相はアカン」「病気になっても病院に行けない」との怒りの声や、「今度こそ共産党や」などの期待が寄せられています。

 リストラで失業中の男性と対話した塚本勤也さん(71)は、府政でも市政でも、自民・公明・民主などの「オール与党」が巨大開発を推進し、その失敗のツケを庶民に押しつけ、くらしを犠牲にしているとのべ、政治の転換をと訴えました。男性は「不況に苦しむ中小零細企業への振興策をもっとやってほしい。共産党がんばってや」と期待を寄せました。支部では、あらゆる名簿を使って全有権者に訴えようと奮闘しています。


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