2003年4月10日(木)「しんぶん赤旗」
一気に緊迫度を増している有事法制について、参加者から危ぐする声が相次ぎました。全日本教職員組合の森本浩寿さんは「イラクでは、毎日命が奪われていく。日本は有事法制で戦争をバックアップしようとしている。これは許されることなのか?」と問いかけ、「有事法制を、今こそ撲滅しないといけない」と強調しました。
新日本婦人の会の尾田一美さんは「イラク攻撃やめよ、有事法制反対」と宣伝していると、子どもたちが「イラクの戦争はどうなるの?」と聞いてきたというエピソードを紹介。「先の大戦ではなかった選挙権が、いまは女性にもある。戦争協力の有事法制を許さず、平和を守る一票を投じたい」と語りました。
「与党は修正案を提出したが、憲法違反の中身は何も変わっていない」(自由法曹団)、「不況で自殺者が三万人もいるのに手を打たず、人殺しの戦争には真っ先に賛成する。一国の首相なら、『戦争やめろ』と言いなさい」(東京土建)などの発言もありました。
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が国会情勢報告をかねて、連帯のあいさつをしました。