2003年4月11日(金)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は、十日、埼玉県でおこなった演説のなかで、イラク戦争について言及し、「米英軍は圧倒的な軍事力をもって首都バグダッドを占領し、フセイン政権を事実上崩壊させたと伝えられているが、なお空爆をふくむ攻撃をつづけている。戦争をただちに中止することを、あらためて強くもとめる」と表明しました。
そして志位氏は、「戦争の結末がどのようなものになったにしても、米英は、無法で非人道的な戦争をおこなった重大な責任を、きびしく問われる。米国に追従して、戦争に支持をあたえた日本政府、自民・公明など与党の責任もまぬがれない。『戦争与党』にきびしい審判を下そう」とよびかけました。
志位氏は、この戦争によって、イラクの罪なき市民のおびただしい犠牲とともに、国連憲章にもとづく世界の平和のルールが深刻に脅かされていることを告発。「平和のルールをとりもどし、守るために力をつくそう」と訴えました。