日本共産党

2003年4月11日(金)「しんぶん赤旗」

最強残虐兵器を配備

米軍がイラク内の基地に


 【ワシントン9日坂口明】米CNNテレビが九日、国防総省の話として報じたところでは、米軍は開発したばかりの最強の非核兵器、超大型空中爆発兵器(MOAB)一発をイラク内の基地に配備しました。

 バグダッド陥落によりイラク侵攻作戦が転機を迎えているにもかかわらず、イラクを新型残虐兵器の初の実戦使用の場にしようとする米国の邪悪な意図が浮かび上がっています。

 MOABは精密誘導型の気化爆弾で、重量は約九・五トン。これまでの最も強力な非核爆弾の「デージーカッター」(六・八トン)を上回る最強爆弾です。

 昨年末から開発され、三月十一日に爆発実験が行われたばかり。その巨大な破壊力で、核兵器投下に準じる恐怖を引き起こし敵を屈服させるのが狙いとされます。


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