2003年4月14日(月)「しんぶん赤旗」
イラク・バグダッドでの米軍による通信社やテレビ局のジャーナリスト殺害事件をめぐって、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会は「現地の多数のジャーナリストは、米軍による意図的攻撃だったと証言している」として強く抗議する緊急声明を十二日までに発表しました。
声明は、米軍による「攻撃の目的は、自国に不利な状況を隠すことにあり」「イラク国民にもたらされた悲惨な状況を、ジャーナリストの目から遠ざけること」にあったと指摘。「今回の米軍による事件は、人間の生命に敵対する行動」ときびしく批判し、米国にたいしてイラク市民への爆撃と殺りくを一日も早くやめることを訴えています。
さらに、「私たちはジャーナリストが取材と報道の権利を行使するにあたり、米軍が今後いっさいの危害を与えないことを強く要請」しています。