2003年4月16日(水)「しんぶん赤旗」
「これ以上、罪のない犠牲者を出さないで」。約三百五十人のナース、医師ら医療関係者が十五日夜、冷たい雨の中、イラク戦争反対・有事関連法案の廃案を求める集会を東京・千代田区の日比谷野外音楽堂で開き、銀座のネオン街をパレードしました。
東京・北区の看護師、青池和恵さん(23)と川上野江子さん(24)は「今こそ声をあげて平和の動きを大きくしていきたい」「地元でも、早くやめさせるためピースウオークを始め、勇気を与えられた」と、参加しました。
ジョン・レノンの「イマジン」に声を合わせて「ピースコール」する参加者たちは「イラクでは四千人以上の市民が犠牲となり、連日多くの子ども、女性が殺されています。これ以上の殺りくはやめて!」「アメリカの無法な戦争に国民を巻き込む有事法制に反対の声をあげましょう」と、道行く人たちにビラを配りながらアピールしました。
呼びかけたのは、十五日から十八日までを「ストップ・ウオーオンイラク! 医療人ピースアクション」としてイラク戦争中止・撤退を求める行動にとりくんでいる医療関係者の団体でつくる医療団体連絡会議。この日のピースアクションには、栃木、三重、群馬三県の医師会から賛同のメッセージが寄せられました。