2003年4月16日(水)「しんぶん赤旗」
イラク戦争に反対し「人間の盾」としてバグダッドで行動していたアラブイスラーム文化協会代表のジャミーラ高橋さんら六人の「盾」参加者が十五日、都内で緊急報告会を開きました。八日帰国したジャミーラさんは、訪れた病院で、クラスター爆弾で負傷し、腰に多数の破片が残ってもがき苦しんでいた少年を見たことを報告しました。
二日、国外退去となったジャーナリストの常岡浩介さんは、戦争開始直後の空爆で、子どもの手を握って走る母親など市民が逃げまどう姿を目撃。「爆撃の威力が大きく、ガラスがわれ、看板も吹き飛び、負傷者は相当出ていた。市民一人ひとりが生命に脅威を感じていたはず。自分も“次はやられるのか”と感じていた」と話しました。
六日までイラクに残っていた志葉玲さんは「盾」参加中に撮影したビデオを紹介。空爆で負傷し入院している子どもの映像などの様子を伝えました。