2003年4月17日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党は十六日、乳幼児医療費無料化法案を参院に提出しました。賛同者に無所属の島袋宗康、高橋紀世子両議員が名を連ねました。
同法案は、乳幼児が必要な医療を受けられるよう小学校入学前まで医療費の窓口負担を無料(所得制限なし)とするものです。費用は国が二分の一、都道府県、市町村がそれぞれ四分の一ずつ負担します。この場合、国の費用が一千百億円程度で無料化が実現できます。
現在、住民の要求をうけて全国の自治体は、独自に乳幼児医療費の助成制度を創設しています。しかし、財政困難などを理由として助成対象となる子どもの年齢や、全額助成(無料)なのか、負担の一部を軽減するのか、各自治体によって制度内容に格差があります。このため、国の責任で乳幼児医療費助成制度の創設を求める要望が多くの地方議会でも採択されています。
日本共産党は、この切実な要求をうけて、国の制度として無料化法案を提出。法案制定の期待が高まっています。