2003年4月17日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の児玉健次国対委員長代理は十六日、国会内で記者会見し、松浪健四郎衆院議員(保守新党)が、暴力団組員(当時)が実質的に経営する会社に秘書給与を肩代わりさせていただけでなく、指名手配を受けていたその組員の依頼を受けて捜査状況を大阪府警に照会していた問題について、「国会議員としてあるまじき行為であり、その事実を認めた松浪氏は辞職するのが当然だ」とのべました。
児玉氏は「問題が発覚した昨日のうちに松浪氏の進退は明確になるものと思っていたが、(本人が議員辞職の考えを否定するなど)率直にいって驚いている」とのべました。また、処分さえ考えていないとする保守新党や、「今後は、本来の政治活動に専念してほしい」とのべている小泉純一郎首相の姿勢をきびしく批判しました。
児玉氏は、松浪氏が辞職をしない場合、辞職勧告決議案の提出など、野党四党が結束して、速やかに対応していきたいとのべました。