2003年4月19日(土)「しんぶん赤旗」
【カイロ18日小玉純一】カタールの衛星テレビ・アルジャジーラによると、イラクの首都バグダッドのモスク前で十八日、数千人が集会を行い、米軍のイラク撤退を求めました。
イスラム教学者団体のアル・クバイシ議長は説教のなかで、イラク人の真の政府を選ぶこと、できるだけ早く米英連合軍はイラクから撤去すべきことを強調。そして「米軍はみずから出て行くべきだが、そうでないならイラク人によって追い出されるだろう」と述べました。また、米軍はイスラエルを守るためにイラクに侵略したと述べました。
集会の横断幕には「米国にノー、サダムにノー、イスラムにイエス」、「キリスト教徒にとっても、アラブ人にとっても、クルド人にとっても首都はただひとつ、バグダッドだ」「スンニ派だけでもシーア派だけでもない国の統一を求める」と書かれていました。