2003年4月21日(月)「しんぶん赤旗」
名古屋市の繁華街で二十日、愛知県内の高校生が平和を求める思いをアピールしようと「ピースウオーク」をしました。約千人が参加しました。
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ピースウオークは、来月四日に開催する「新入生歓迎フェスティバル2003」の前夜祭の一つ。前夜祭には、私立三十三校、公立四校から約千百人が参加。イラク攻撃が起こり、「いま、高校生にできること」として「戦争やめろ!世界へ届けこの想い」と反戦・平和が、今年のフェスティバルのテーマになっています。
横断幕やプラカードを掲げ、黒いビニール袋十一枚でつくったミサイルに「NO WAR」といれ、沿道の通行人に訴えました。
実行委員長の田中涼子さん(17)=聖霊高校三年=は「テレビで手を失った少年や頭に大けがを負った幼いイラクの子どもたちを見ると、戦争が許せない。被害は弱い人ばかり。多くの人に伝えたいし、これはゆずれない」といい切ります。
豊田大谷高校三年の堤洋平さん(17)は「最初は平和をテーマにして『高校生がどうするんだ』と思いましたが、日本には憲法九条がある。世界に平和を伝えなければ」と話していました。