日本共産党

2003年4月22日(火)「しんぶん赤旗」

「クラスター弾は卑怯 禁止を」

ポール・マッカートニーさん


 【ロンドン21日西尾正哉】ビートルズのメンバーだったポール・マッカートニーさんは二十一日、英国のラジオ局のインタビューで、イラク戦争で米英軍が使ったクラスター爆弾を法で禁止するよう訴えました。

 マッカートニーさんは、投下後も大量の子爆弾が市民に被害をもたらすクラスター爆弾について「この卑怯(ひきょう)な兵器が非合法になればすばらしい。戦争で被害にあうのはおもに女性や子どもたちだ」と語りました。

 また、自らを「平和主義者」と呼び、「国連はイラクのフセイン政権が武装解除されなければならないことに合意したが、どうやってやるかは合意しなかった」と指摘。イラク戦争が正しかったかどうかは「時間がたつにつれて明らかになるだろう」とのべました。

 マッカートニーさんは二十一日、米英軍の空爆で心身ともに傷ついたイラクの子どもたちを救おうと、デビッド・ボウイさん、ジョージ・マイケルさんら英国で活躍する十八人のミュージシャンとともにチャリティーでCDをリリースしました。売り上げは制作費を除いてイラクの子どもたちのために使われます。

 マッカートニーさんは、CDリリースを「崇高なプロジェクトだ」と指摘。「子どもたちがいつも戦争の犠牲者だ。小さいけれど貢献できてうれしい」と英BBC放送に語りました。


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