2003年4月23日(水)「しんぶん赤旗」
新日本婦人の会(新婦人・井上美代会長)は二十一日、クラスター爆弾の廃棄を求める要請書を小泉首相と石破茂防衛庁長官に送りました。イラク戦争でアメリカ政府が非人道的兵器のクラスター爆弾を使用し、多くの市民が殺傷され、子どもたちの被害は悲惨きわまりないと告発。同型のクラスター爆弾を、自衛隊が国民に隠れて配備、保有したのは、憲法とあいいれないと抗議し、「ただちに廃棄すべきだ」と要求しています。
日本平和委員会はこのほど、石破茂防衛庁長官に対し、「クラスター爆弾配備の実態を公表し、廃棄せよ」との要請書を送付しました。残虐兵器を国民の目に隠れて配備していたことは断じて許すことはできないと指摘。戦争の放棄と戦力不保持を定めた憲法に反し、「専守防衛」の建前からも正当化できないとのべ、弾薬・兵器の保有実態を明らかにし即時廃棄するよう求めています。