2003年4月27日(日)「しんぶん赤旗」
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【アンマン26日岡崎衆史】バグダッドからの報道によると、同市中心部から南方約二十キロのザーファラニヤ地区で二十六日早朝、米軍が管理するイラク軍の武器集積場が爆発しました。現場の医療従事者の話として伝えられたところによると、最大で四十人が死亡、多数が負傷しました。一方、米中央軍は同日、警備米兵が攻撃され、発燃性物質が撃ちこまれた結果で、少なくとも六人が死亡したと発表しました。
付近の住民は、住宅地の近くに武器集積場を設置した米軍に爆発の責任があると批判。死亡者のひつぎを乗せた車を先頭に、約五百人が、「アメリカもサダム(フセイン大統領)もノー」などと叫びながら、米軍に抗議しました。武器庫にはロケット弾やTNT火薬、手投げ弾などが置かれていました。住民には、米軍の作業の失敗との見方もあり、米軍への反感が強まっています。