2003年4月29日(火)「しんぶん赤旗」
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「アメリカの無法な戦争に協力する有事法案は廃案に」「安保条約を廃棄しましょう」。二十八日、東京・新宿駅西口で「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」と安保破棄中央実行委員会、同東京実行委員会が宣伝・署名行動を繰り広げました。
約四十人が有事法案の危険内容を知らせるリーフレットを配りながら「有事法案に反対しましょう」と署名を訴えました。
「有事法制で自衛隊が海外に派兵されるんですか」と声をかけてきたのは、東京・世田谷区の学生、田邊祐子さん(21)。署名後に「イラク戦争で両腕がなくなった少年の写真が新聞に載っていましたが、正視できませんでした。戦争って普通の人が犠牲になるんですよね」と語っていました。
カーリー・ヘアの若者らが「戦争ヤダヤダ」といって連れだって署名。お年寄りやオーストラリア人、ニュージーランドのグループも輪になってサインしていました。一時間ほどで五十人から署名が寄せられました。
宣伝カーから日本科学者会議の河井智康さんや全運輸省港湾建設労働組合の後藤英輝委員長、日本原水協の岸本直美事務局次長、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員らが有事法案の危険性を語り、廃案を呼びかけました。