2003年4月30日(水)「しんぶん赤旗」
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「戦争のない本当の平和を実現するために、高校生でもできることを目いっぱいやりたい」と二十九日、「5・4全国高校生平和大集会」実行委員会が東京都内で同集会の宣伝をしました。最初に渋谷駅前で訴えた後、原宿駅までビラを配りながら練り歩き、そこでも宣伝しました。
呼びかけたのは千五百人が集まった「3・21高校生平和大集会」のメンバーです。集会後も実行委員会に加わる高校生が増えています。
三月の集会時に中学生だった門井貴聡さん(高校一年生)もその一人。「イラク戦争は終わっていない」と力を込めます。「アメリカの攻撃は続き、犠牲になっている人もいます。攻撃の意思を持っているかぎり、終わったとはいえません」。高校入学後、実行委員会に加わり、平和のメッセージを集めています。「きょう初めて宣伝にきました」という町田市の女子高校生(17)もいました。「学校に実行委員がいて、“平和のためにデモ活動をしている”と誘われたので、『手伝いたいなあ』と。まだ戦争は終わってないというし、早く終わってほしい」
実行委員はイラクの子どもの写真をはったプラカードや横断幕を持ち、「戦争反対」「平和を守れ」と訴えながら歩きました。自分からビラを取りに来る人や熱心に話しかけてくる人がいました。
集会は五月四日午後一時半から東京・渋谷区の宮下公園で開きます。イラクで救援活動をしている看護師が現地の報告をする予定です。