2003年4月30日(水)「しんぶん赤旗」
「アメリカにべったり従う日本政府に、私たちは言いたい」――京都や滋賀の芸術系学生らでつくるACP(アート・クリエイツ・ピース)がよびかけた有事法制反対の行動が二十九日、京都・三条大橋下の鴨川河川敷で行われ、約百三十人が参加しました。
参加者は「戦争を進める有事法制は要りません。私たちは有事法制に反対します」の合図で、日本とアメリカが一体であることをあらわした、「日の丸」のなかに「星条旗」をあしらった画用紙を高く掲げて「人絵文字」をつくり、アメリカに追随する日本政府への抗議の意思を示しました。
企画に参加した京都産業大学一年の平尾聡さんは「病院などが軍事目的に使われることなど有事法制は恐ろしい。まだまだ知らされていないが、平和を考えあう企画を取り組みたい」と話していました。京都市立芸術大学二年の貴志無介(きし・まるすけ)さん(21)=京都市西京区=は「日本の歴史は戦争の方向に確実に進んでいますが、平和憲法を世界に広げるのが日本の役割のはずです。有事法制廃案にむけ、できるところから運動をすすめたい」と話していました。