2003年5月9日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の吉岡吉典議員は八日の参院外交防衛委員会で、陸上自衛隊のカラ出張問題に関し、不正告発者の元自衛官の意見を十分聞くとともに、不正をもみ消している会計監査隊を厳しく調査するように求めました。
石破茂防衛庁長官は「会計監査のあり方や(不正告発者の)内容証明に対し、『おとなになれ』というのは望ましいことではない。監査隊は国民の税金がそういうことに使われないためのものであり、そのようなことのないように調査する。(告発者については)指摘を踏まえてちゃんと調査したい」と答えました。
吉岡議員は「赤旗」記者時代に、ある元防衛庁幹部が「自衛官が法律を破り、好き勝手に手段を選ばないやり方をしているのは軍国主義のはしりになりかねないのでそういう時には警鐘乱打をしてほしい」と述べたことなども紹介し、重ねて不正問題に対する正しい対処を求めました。