2003年5月11日(日)「しんぶん赤旗」
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有事関連法案をめぐる国会情勢が緊迫する中、日本共産党長野県委員会と長水地区委員会は十日、長野市の長野駅前で「アメリカの戦争にも自衛隊を参戦させる有事法制を廃案に」と訴え、署名を集めました。
今井誠県委員長、党国会議員団長野県事務所の中野さなえ所長は、政府の法案の危険な中身を訴えるとともに、民主党の修正案について「イラク戦争のような無法な戦争に自衛隊を参戦させる内容は何ら変わらない」と訴え、「有事法制を廃案にしよう。世界から戦争をなくそう。その思いを署名に」と呼びかけました。
福祉を学んでいる十九歳の学生カップルは「勝手に始めたイラク戦争で、罪のない子どもたちが傷ついたのが悲しくて、悔しくて…。戦争はイヤです。できることは何でもしたい」と署名。立ちどまってビラを読んでいた加藤俊夫さん(52)も「有事法制で日本がどうなるかわからなかったが、これでわかった。イラクのような戦争に自衛隊が参加することは間違っている」と語りました。