2003年5月15日(木)「しんぶん赤旗」
全国ヤミ金融対策会議と「クレジット・サラ金・商工ローンの高金利引き下げを求める全国連絡会」は十四日、ヤミ金融対策法の早期制定などを求めて国会で各党議員に要請行動をしました。出資法の上限金利の引き下げなどを求める請願署名も約四万七千人分提出しました。ヤミ金融対策法は、出資法違反の罰則強化、営業保証金制度の導入などを同対策会議や日本弁護士連合会が提唱しているもので、与野党各党で法案準備がすすんでいます。
同日国会内で開かれた集会で宇都宮健児弁護士は、出資法違反の高利の貸し付けを「契約無効・元本も請求できない」と明記できるかが“争点”だと状況報告。「(契約無効は)国民がヤミ金融とたたかう大きな武器。明記が重要だ」と強調しました。
集会では日本共産党の佐々木憲昭衆院議員があいさつし、「即効性ある法律ができるようにがんばりたい」とのべました。