日本共産党

2003年5月16日(金)「しんぶん赤旗」

健保2割負担に戻せ

野党4党議員ら参加

全国保団連が集会


 四月から実施された健康保険の本人負担三割を二割に戻すよう求める集会が十五日、国会内でおこなわれました。全国保険医団体連合会が開いたもので、全国から開業医ら約八十人が参加しました。

 院内集会で室生昇会長は「私たちの緊急調査でも受診抑制が起こっている。医療費がかえって増える。野党四党が提出している二割負担に戻す法案の審議入りを速やかにおこなうべきだ」と訴えました。

 各地の開業医からは、「医療費を削減し、銀行救済につぎ込むのか」など怒りの声があがりました。

 集会には野党四党の国会議員・秘書はじめ、無所属議員、自民党議員秘書ら四十九人が参加。日本共産党からは十人の衆参両院議員が参加し、あいさつしました。

 党議員団厚生労働部会長の小沢和秋衆院議員は「与党は三割負担凍結法案を廃案にして逃げようとしたが、野党はすかさず二割に戻す法案を提出した。国民にとっては治療を受ける権利を奪われる大問題であり、二割に戻す法案の成立に全力をあげる」とのべました。

 民主党の中津川博郷衆院議員は「他の問題で意見は違っても、野党四党は一つになって二割に戻させるようやっていきたい」と発言しました。


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