2003年5月17日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の赤嶺政賢議員は十六日の衆院安保委員会で、海上自衛艦による米空母キティホーク機動部隊への間接給油問題で、複数の任務を持つ部隊への給油も「テロ特措法に違反しない」とする政府に対して、「違反しないという担保はあるのか」と追及しました。
石破茂防衛庁長官は、(1)日本が提供した燃料は対テロ作戦に使用すると日米交換公文で確認した(2)海自が米補給艦に燃料提供した日に、キティホークは対テロ作戦に従事していたことを確認したことを「担保」として挙げました。一方、同長官はキティホークが同時に対イラク作戦に参加していた可能性も認めました。
赤嶺氏は「海自の提供した燃料に色がついていて、テロ作戦用とイラク戦争用の区分けなどできない。防衛庁の確認のあいまいさは納得できない」と批判し、事実関係の再調査を要求しました。