2003年5月19日(月)「しんぶん赤旗」
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「みなさんは戦争に協力したいですかぁ? ぼくは絶対したくありませんッ」。建設作業員姿の田代和嘉さん(26)=会社員=が沿道の人に熱く語りかけます。十八日、東京・渋谷の「NOユージ・ウオーク」で、有事法制によって戦争協力が強制される看護師やスチュワーデスにふんした若者ら約三百人が青山や原宿の目抜き通りをパレード、有事法制反対をアピールしました。イラク戦争に反対する人たちが結成した「NOユージ・VIVA友情」が主催したもの。
「有事法制知ってますか?」。河南友子さん(32)は看護師姿で沿道の人にビラを渡し訴えます。
中国人留学生(26)は「日本は憲法九条を持つ国。戦争準備は間違っている」とエール。通りかかった横浜市のタケシさん(20)は、「本当は国会解散していいくらいのこと。いっしょに歩くよ」とニッコリ。
河南さんは「若い人が『知らないとヤバイっすね』とビラを受けとってくれたり、去年よりずっと知られてきています。反対の声をもっと広げていきたい」。