2003年5月20日(火)「しんぶん赤旗」
有事三法案が参議院本会議で趣旨説明され、各党の代表質問がおこなわれた十九日、国会には、有事三法案はなんとしても廃案にと求める人びとがつめかけました。有事法制許さない!運動推進連絡センターが主催した議員要請には、約七十人が参加しました。
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「廃案に追い込むために全力をあげます」と日本共産党の富樫練三参院国会対策委員長が国会情勢を報告。法案に賛成した勢力は徹底審議をしない方向に傾いていることも報告され、参加者から「一刻を争って、宣伝、署名、議員要請行動を繰り広げよう」との決意が相次ぎました。
新日本婦人の会江戸川支部長の石村珠子さん(67)は、「徹底審議して、廃案にしてほしい。私は小学校四年生で終戦を迎えました。戦前、女はものをいえず、戦争を止められませんでしたが、今度戦争が起こされたら、女の責任でもあります」と話していました。
大田民主商工会婦人部の鈴木志津子さん(63)は、「有事法案が通されたら、電気関係の仕事をしている夫が基地建設のために強制動員されないかと心配です」と話し、仲間と本会議傍聴に向かいました。