2003年5月21日(水)「しんぶん赤旗」
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「武力で平和がつくれますか? イラク攻撃と憲法・有事法制」。日本弁護士連合会と東京の三弁護士会は二十日、東京・千代田公会堂でピーストーク&ライブ集会を開き、市民や学生ら五百人が豪雨のなか参加しました。
透き通る歌声で魅了した星野ゆか&CHANCEメンバー。「ぼくは生きている」「いちばんの真実」など9・11テロやアフガニスタン訪問時に平和への思いを込めた歌を披露。「正義の戦争はありません。あらゆる戦争を拒否します」と声を詰まらせ会場の涙を誘いました。
ミュージシャンの喜納昌吉とチャンプルーズは「アリラン」などを歌い上げ会場からは手拍子が入りました。
作家の下重暁子さんは「歴史とは思いを引き継ぐこと、二度と戦争をしない、憲法を守っていこうとの敗戦時の思いを引き継いでいきたい」と語り共感の拍手に包まれました。水島朝穂早大法学部教授は、アメリカの開戦責任を追及する必要性に触れ国連決議を出させなかった背景に「世界の市民の世論があった」と強調しました。
東京・池袋の学生、広戸勇気さん(20)は「有事法制は戦争そのものをするための法案。慎重な審議ではなく、廃案にしてほしい」と語っていました。
集会では沖縄・宜野湾市の伊波洋一市長も連帯のあいさつをしました。