2003年5月24日(土)「しんぶん赤旗」
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「私たちは命の重さを知っている。命を投げ出させるような法案は許さない」と二十三日、全国から集まった人々が有事法案の廃案を求め、国会議員への要請や委員会傍聴、省庁要請行動などを行いました。「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」が呼びかけたもので、参院議員面会所には二百二十人が集まり、五万人分の署名を提出しました。
同日を国会要請行動日にしていた新日本婦人の会からは、約百四十人が参加しました。名古屋市の石原愛子さん(50)は「初めて子どもを抱いた母親は『この子の命を守るのは私なんだ』と感じるんですよ。その子に人殺しをさせる法案なんてイヤ」と話しました。
一言発言では、宣伝を通じて街の雰囲気が変わり、運動が広がってきていることが紹介されました。「駅前で宣伝していたら、高校生が飛び入りで『戦争に行きたくない人は協力して』と訴えてくれた」(茨城)、「六十近い自治体をまわり、市町村長や議長に要請している。『憲法、命、財産を守るのが自治体の役割』と一致点も生まれている」(愛知)、「あらゆる団体と協力して、四千人規模の集会の準備を進めている」(新潟)。
日本共産党の池田幹幸、井上美代両参院議員が国会情勢を報告し、参加者を激励しました。