2003年5月24日(土)「しんぶん赤旗」
「看護師をめざす友だちが『戦争に行かされるのでは』と心を痛めている」「大学で国会要請のためのカンパを訴えたら、ある教授が一万円を託してくれた」。日本民主青年同盟は二十三日、有事法案の廃案をもとめる青年国会要請を行いました。首都圏をはじめ、夜行バスでかけつけた大阪、宮城、兵庫、山口などから四十人を超える民青同盟員が集まりました。
要請で、「修正案を出した以上廃案は考えられない」という自民党議員の秘書に対し、同盟員たちは「宣伝をすると多くの若者が『戦争に協力したくない』という。この声をどう受け止めるのか」
民主党の議員の秘書に「こちらの議員を応援した地元の女性団体から『裏切られた』という怒りの声が上がっている」と紹介すると、秘書は言いよどんでうなずくだけ。
公明党議員の秘書は、「(有事法制賛成という)私たちの態度は変わらない。廃案にしてというなら廃案を主張する議員に要請すればいい」と言い、「ぼくらの声を聞かないのか」と、同盟員らの批判をあびました。