2003年5月25日(日)「しんぶん赤旗」
日本宗教者平和協議会(日本宗平協)は二十二、二十三日の両日、静岡県中伊豆町で二〇〇三年度拡大全国理事会を開きました。
理事会には十四府県宗平協、アジア仏教徒平和会議、日本キリスト者平和の会、真宗平和の会の関係理事が参加しました。
開会のあいさつに立った宮城泰年代表委員(本山修験宗宗務総長)は、悪法が次々と強行され、憲法停止状況がつくりだされようとしているいまこそ、日本宗平協の存在意義を発揮しようとのべました。
会議では、平和をつくり出す宗教者ネットの草の根の運動の前進と、大宗教教団のイラク戦争反対の声明が「史上空前の規模」で広がったことが報告され、宗教界に大きな変化をもたらすうえで果たした日本宗平協の諸活動が参加者から発言されました。
全国理事会は、「STOP有事法制、平和憲法を守る国民的共同の実現に宗教者の役割を発揮しましょう」とのアピールを採択。新年度役員を選出して閉会しました。
新年度役員は、代表委員に平山武秀、松田平太郎、宮崎快堯、宮城泰年の各氏(いずれも再)と新間智照氏(新)、理事長に鈴木徹衆氏(再)、事務局長に石川勇吉氏(再)。