2003年5月25日(日)「しんぶん赤旗」
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有事法制に反対する県民大集会が二十四日、山形市霞城公園で開かれました。県内各地から千五百人が集まり、「教え子を再び戦場に送らない」「憲法を守れ」など、参加者それぞれが思いを込めたプラカードやゼッケンが並びました。
山形県生活協同組合連合会が呼びかけ、山形県労連、山形県平和センター、山形県医労連、二十一世紀研究会の五団体が主催したもの。「有事法制の先にあるのは、いつか来た戦争への道。あきらめないでたたかいたい」(白衣の医療労働者)「戦争に協力させられるのはイヤ」(自治体職員)などという参加者の決意が聞かれ、会場は熱気につつまれました。
集会では社民党、新社会党などが連帯あいさつしました。
参加者は集会アピールを採択した後、市内をデモ行進し、元気にシュプレヒコールをあげました。
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東京都府中市の「有事立法に反対する府中市民の会」は二十四日午後、新緑のケヤキ並木の下をジョン・レノンの「イマジン」を流しながら、「やめろ有事法制! 府中市内デモ」に取り組みました。有事法制三法案に反対する声を地域から広げようと、急きょ計画、三十数人が参加しました。
主婦の佐藤真理子さん(46)は、手作りの「NO WAR(戦争反対)」のボードを持って小学校四年生の娘と参加。「アメリカの戦争の片棒を日本が担いでしまう法案です。私は戦争の被害者にも加害者にもなりたくありません」
「憲法が、このままでは死んでしまいます」と話すのは会社員の松野哲二さん(54)。喪服姿で「日本国憲法第九条 喪中」と書いたボードを体の前後につけて歩きました。
民青同盟兵庫県委員会などでつくる「NO!有事ネット」は二十四日、神戸市の元町から三宮まで、ピースウオークにとりくみました。飛び入りの高校生三人を含め約二十数人が参加し、「有事法制絶対はんたーい」「僕らは戦争いきたくなーい」と声をあげパレード。
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沿道から「戦争反対!」と手を振っての声援が多く寄せられ、SMAPの「世界に一つだけの花」の歌に中高生がふりかえってピースウオークの様子を見つめるなど、注目を集めました。
メールで誘われて参加した大阪の大学に通う学生(20)は、「有事法制は絶対通したらアカンと思う。大学の友だちも誘って、反対の声を広めていきたい」と話しました。
有事法制反対・憲法を守る上小地区連絡会は二十四日、長野県上田市で宣伝・署名行動をし、ピースパレードしました。約百二十人が参加し、「イラク攻撃のようなアメリカの起こす戦争に日本を参加させる法案です」と呼びかけました。
参加者はほうきを持ち寄り、「平和のために一斉ホーキ」「有事法制ホーキ」などのプレートを付けて宣伝。戦争体験や平和への思いを語りながら、「日本が戦争をする国にされようとしています。反対しましょう」などと署名を訴えました。