2003年5月30日(金)「しんぶん赤旗」
日本民主青年同盟中央委員会は二十八日夕方、東京・渋谷駅ハチ公前でシール投票をしながら有事法制反対の宣伝を行いました。「小泉首相への一言メッセージ」や署名に四十人の若者が応じました。
専門学校生が「ビラをください」と同盟員に声をかけ、「学校でも結構話題になってるんですよ。『戦争に協力なんて、ひどい法律だよなあ』って。みんな反対してますよ。お互いがんばりましょう」と肩をたたいてきました。
同盟員らの訴えを聞いていた青年は、「有事法制は必要だと思っていたけど、危険なものとわかった。もっとよく知りたいし、友だちにも知らせたい」と、数枚のビラを持ち帰りました。
同時多発テロの時期にアメリカに滞在していたという学生は、「イラク戦争や有事法制は許せない。アメリカは自由にものをいえない雰囲気がある。日本も有事法制によって自由をうばわれて、アメリカのようになるのはいやだ」と話し、「国民を無視して戦争やるのに『国益』なんて言葉を使うな!」と怒りをあらわにしました。
飛び入りでいっしょにビラをまいてくれる十九歳の二人組の姿もありました。彼らは話します。「こんな法律やめてほしいし、なんか止めるためにできないかなと思ったんです」