日本共産党

2003年6月6日(金)「しんぶん赤旗」

戦争社会つくらせない

有事法案採決に抗議行動


 「たたかいはこれから。私たちは断じてあきらめない」。五日夕、参院有事特別委員会で有事三法案が採決された直後、「有事法制は許さない!運動推進連絡センター」の呼びかけで百六十人をこえる人びとが参院議員面会所に集まり、抗議の声をあげました。

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「力をあわせてたたかいぬこう」と要請行動参加者。右は日本共産党の富樫錬三議員=5日、参院議員面会所

 全労連の熊谷金道議長が、「有事法制の中身は憲法とは相いれない。多くの国民の中に明らかにしていこう。大きく広がった運動に確信を持とう」と力強く呼びかけました。

 日本共産党の参院議員団も参加し、小泉親司議員が「政府自身、『中身はこれから』と言っている。でたらめな法案の廃案にむけ、力をあわせて頑張りましょう」と訴えました。

 「運動推進連絡センター」は終日、委員会傍聴や議員要請をおこないました。

 歌人の松田みさ子さん(80)は即興で、「戦いは許さぬ/母なるわたくしの/決意国会に/向きて叫ぶも」と歌を詠んでアピール。東京医労連の嘉瀬秀治さん(38)は「具体的な法案はこれから。署名に協力してくれた患者さんたちの期待を裏切らないよう、あきらめずにたたかっていきたい」と話しました。

 昼には参院議員面会所に百七十人が詰めかけました。「推進派は国会内では多数だが、地元に帰れば少数派だ」(全教)、「有事法制を実行するには、米軍支援法などの新たな法律が必要。戦争社会をつくらせないたたかいを法律家も進めていく」(自由法曹団)などの発言が続きました。

 国会前では宗教者や市民団体、青年グループなど数百人が座り込み、「日本を戦争する国にするな」と楽器なども使ってアピールしました。


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