2003年6月8日(日)「しんぶん赤旗」
自民、公明など与党に野党の民主、自由両党も加わって有事三法の成立が強行された翌七日、「発動を許さないたたかいを」と抗議の集会やピースウオーク、宣伝などが全国各地で取り組まれました。
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「STOP! 有事法制 6・7戦争いややウオークin京都」が七日行われ、五百人が参加しました。「有事法はいらない」などのプラカードを持ち、京都市役所前から祇園・円山公園までの約二キロを歩きました。
呼びかけたのは、宗教者や市民らが思想信条の違いをこえて、先月結成した「STOP! 有事法制・京都の会」(代表・小泉潤牧師)です。
出発前の集会で小泉代表は「悪法通過に憤りをおぼえます。党派、男女、年齢の違いをこえ、憲法改悪阻止、平和を守れと団結しよう」と呼びかけました。
京都弁護士会有事法制対策本部副本部長の小林務弁護士、日本共産党の西山とき子参議院議員、在日韓国人の青年が発言。西山氏は「有事法を憲法九条でぐるぐる巻きにして、発動させないたたかいにともに頑張りましょう」と訴えました。
ウオークには日本共産党の石村かず子京都こどもの幸せ・文教委員長(衆院京都三区候補)、京都府議、京都市議らも参加しました。
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有事法制反対。発動は許さない―。七日、東京都内で「有事立法はいらない6・7立川共同行動」(同実行委員会主催)がおこなわれ、百五十人がミニ集会やデモに参加しました。
自民、公明など、強行した勢力に「抗議の気持ちでいっぱいです。でも、多くの人と力を合わせることができて心強い」というのは、立川相互病院で働く、稲富文馨さん(25)。
東京都水道局で働く奥山達雄さん(36)は、三歳と零歳のわが子の写真に、「この子たちに平和な未来を」と書いたプラカードをさげて参加しました。「成立したからといっておしまいじゃない。有事法制を具体化する関連法案をやめさせ、そして戦争などしない政治に変えたい」と訴えます。
日本共産党、社民党、無所属の立川市議、日本共産党の衆院東京二十一区候補の田川ゆたかさんが参加しました。
また、東京・小平市などの市民二十人が同日、西武新宿線花小金井駅と小平駅をむすぶグリーンロードをピースウオークしました。新日本婦人の会小平支部平和部会と小平市平和委員会がよびかけたものです。