2003年6月12日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十一日、自民党などが企業団体献金の公開基準を現行年間五万円から二十四万円に引き上げる方針を決めたことについて記者団の質問に答え、「公開基準を引き上げるというと、ヤミの部分が拡大することになる。自民党が国民の怒りを一顧だにしないで、いっそう腐敗をひどくする案を改革案と称して出してきたのは言語道断だ」と批判しました。そのうえで、「この問題の出発点はムネオ疑惑など公共事業をめぐる政治腐敗問題だった。いかに企業献金を禁止する方向で手をしばっていくかという方向で検討すべきだったのに、それに逆行する方向を出したのは、驚くべきことだ」とのべました。