日本共産党

2003年6月13日(金)「しんぶん赤旗」

松浪議員の辞職勧告決議案

自公が上程動議否決

衆院議運委


 十二日の衆院議院運営委員会で、松浪健四郎議員(保守新党)への辞職勧告決議案を本会議に上程するよう求めた動議が野党側から提出されました。自民、公明、保守新の与党三党が反対し、否決されました。

 各党の質疑・討論で、日本共産党の児玉健次議員は、「松浪議員は、暴力団関係者との醜悪な関係が明るみにでた四月十五日に即刻辞職すべきだった」と表明。五月二十一日の政治倫理審査会でも、秘書給与の肩代わりを受けた暴力団関係者とは別の暴力団関係者から再三にわたって献金を受けていたという日本共産党の指摘を認めたことで、松浪議員の「弁明」は根底から崩れ去ったとして、「松浪議員を擁護しつづけている保守新党と、それを容認する自民党、公明党の責任はきわめて重大だ」と批判しました。

 松浪議員が所属する保守新党の江崎洋一郎議員は、松浪議員が暴力団との関係をみずから認めているにもかかわらず、「野党は真偽が明らかでない報道を根拠にして決議案を提出した」と見当はずれの言い分で松浪議員を擁護。

 自民党の佐田玄一郎議員は「松浪議員は刑事訴追を受けたわけではない」とのべ、公明党の西博義議員は「松浪議員に政治倫理上の瑕疵(かし)はあるが、決議案を軽々に上程することは不適当だ」とのべました。


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