2003年6月15日(日)「しんぶん赤旗」
文部科学省は十四日までに、二月の衆院予算委員会で日本共産党の児玉健次議員がとりあげた学校の保健室の改善について、二十六日から開催される公立文教施設担当者連絡会議と、九月に予定されている文教施設担当技術職員研修会で「委員会の質疑をふまえて周知徹底をはかる」ことを明らかにしました。
児玉議員に伝えてきたもので、来年度の概算要求作成にむけて、保健室の整備を全国ですすめる契機となります。
保健室については、整備指針で、保健室に間仕切りを設けた相談コーナーの設置、普通教室の一・五倍の広さ、救急車などが直接保健室に接近できる配置、電話が外部に直接つながる−−などとされています。
しかし、狭くて、相談コーナーも保健室と離れているなどが現実で、全日本教職員組合養護教員部などからも改善を求める声があがっていました。文部科学省は「新築や改築の際に(指針に)沿った形での整備がすすめられることが必要」と答弁していました。