日本共産党

2003年6月16日(月)「しんぶん赤旗」

はがきで広げる反戦

一万枚に思い託し 市民が集会

東京


写真
集会後、反戦デモをおこなう参加者=15日、東京・千代田区

 「爆弾で自由? 占領で解放? 私たちの戦争反対 一万枚のハガキから」と題する市民集会が十五日、東京・千代田区の日本教育会館でひらかれ、約三百人が参加しました。

 集会は、戦争や有事法制に反対するメッセージを思い思いに記入した約一万枚のはがきを知人に出すことで運動を広げてきた市民グループが呼びかけて開いたもの。

 会場には全国各地やフランスなどから届いたはがき、自分が出したはがきなど数十枚が展示されました。あふれる反戦の思いがしるされています。

 「あきらめないで何かできることをと、はがき運動に参加しました。同封のはがきであなたの思いをお知り合いに広げて下さい」

 「アジアが泣いている。大ごえで泣き叫んでいる。でも、どうして今、有事法制なの?」

 「国外での戦争、国内での有事法制など本当にひどい話です。でも最近、日本の若者の中で新しい平和への動きがつくられつつあることに希望を持っています」

 「うんざりするような毎日だけど(中略)だからこそあちこちでしゃべりまくることが大切だと思う。言葉や感情を奪うのがやつらの目的なんだから」

 日本共産党の志位和夫委員長からのメッセージも掲示されました。

 集会では、韓国の女子中学生が米軍の装甲車にひき殺された事件から一年たった十三日に「6・13一周忌追慕大会自主平和実現キャンドル大行進」をおこなったキム・ソンラン国民準備委員会組織委員長、コラソン・ファブロス非核フィリピン連合事務局長の海外ゲストも連帯あいさつをしました。


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